2020年1月にPHPの最新版「PHP8」が登場しました。「PHP7」が登場したのが2015年で、5年ぶりにメジャーバージョンアップされました。
そこで今回はPHPとは何かと、以前の「PHP7」との違いをお話ししようと思います。
目次
PHPとは何か
PHPとは動的にWebページを生成することができるサーバーサイドのスクリプト言語です。他のプログラミング言語と比較して仕様や文法が簡単なため習得しやすいと言われています。またMySQLなどのデータベースとの連携が容易なことなどから、WordPressを含めたWebアプリケーションの開発にもよく使われる有名なスクリプト言語でもあります。
HTMLやJavaScriptとPHPの違い
HTMLは静的なWebページを、PHPは動的なWebページの表示を行います。
静的とはいつ誰が見ても同じように表示されるページで、一方の「動的なWebページ」とはアクセスしたタイミングや状況によって表示内容が変わるページのことです。
またJavaScriptとの違いですが、PHPの処理はWebサーバー側で行われるのに対して、JavaScriptの処理はクライアント(ユーザー)側のブラウザで行われます。
PHPで出来る事
PHPはお問い合わせフォームやショッピングカートなど、動的なページが必要なさまざまなアプリケーションに使われます。
WordPressもPHPを用いた有名なアプリケーションです。WordPressを使うとコーポレートサイトや自分のホームページなどが比較的簡単に作ることが出来ます。
それではPHPのバージョン(7と8)の違いついてお話していきましょう。
PHP7とPHP8の違い
処理速度
サーバーサイドのプログラミング言語であるPHP,Python、Ruby。この3つの中で最も処理速度が速いのがPHP7です。
今回PHP8になり、「JIT(Just In Time)コンパイラ」が実装され、現在でも速いPHP7よりもさらに処理速度が向上します。
JITコンパイラとは
JITコンパイラは、プログラム実行時にプログラムソースを解析し、繰り返し使用される処理を部分的に機械語にコンパイルするような最適化処理を行い処理速度を向上させる手法です。
JTIコンパイラの実装によって、
・さらなる速度の向上
・Web以外で活用される機会の増加
・組み込み関数の開発機能の提供
が期待できます。
まとめ
PHP8になりJITが実装され処理速度がさらに向上しました。ほかにも変更点があるので、気になる方はこちらのリンクをご覧ください。
https://gigazine.net/news/20200205-php-8/
それでは今日はこの辺で。